大田区では区内外で活躍している区内在住の伝統工芸士の社会的評価の向上を図るとともに、区民の伝統工芸への興味・関心を喚起するため、平成29年度より大田区伝統工芸士認定制度が実施されており、これまでに当会員13名が認定されてきました。
今年度は、大田区伝統工芸士認定審査会の審査を経て、大田区長が下記の1名の当会員を新たに大田区伝統工芸士として認定し、3月10日に大田区役所にて認定証の贈呈が行われました。
令和6年度認定
加藤 照代氏(漆工芸)
漆芸家として第一線で活動する工芸士であり、箱やお茶道具、アクセサリーなどの漆を用いての制作や、漆器の修復を手がけている。
作品の制作だけでなく、池上本門寺宝塔などの重要文化財や寺社の修復を務めた実績をもつ。
じっくり丁寧な作業を経て完成された作品は、漆独特の色艶や模様が美しく、さらに丈夫な仕上がりのため長年使用することができる。
これまでの当会員の認定履歴
第1回(平成29年度)
・本阿弥光州(美術刀剣研磨)
・伊東孝夫(三味線)
・春原敏雄(江戸表具)
・吉澤均(江戸和竿)
・故 宮崎通子(日本刺繍)
第2回(平成30年度)
・町田久美子(手描き友禅染)
第3回(令和元年度)
・黒川 朋子(絽ざし)
・中山 健(和裁)
第4回(令和2年度)
・宮崎 正明(染色用型紙)
・田中 康友(和笛)
・小野 恒夫(彫刻制作)
第5回(令和5年度)
・早水 瑞枝氏(布象嵌)